住民人権学習「人権課題8項目」
以下に掲載した人権課題「学習テーマ8項目」は、「住民人権学習すすめ方ガイドブック(令和5年5月版 丹波市人権啓発センター)」に掲載されている内容をピックアップしてそのまま掲載したものです。
(1)同和問題(部落差別)
同和問題(部落差別)は、日本社会の歴史的過程で形づくられた身分差別によって、国民の一部の人々が長い間、経済的、社会的、文化的に低い状態を強いられ、今なお日常生活の中で様々な差別を受けているという日本固有の人権問題です。
(2)女性の人権
日本国憲法や世界人権宣言は男女の同権・平等を定め、女子差別撤廃条約は社会の様々な場面における女性差別の禁止を求めています。
男女共同参画社会の実現に向けて様々な取組が進められていますが、今なお、積極的に取り組むべき課題や、社会情勢の変化等により生じた新たな課題等があります。
(3)子どもの人権
子ども一人の人間として最大限に尊重され、守られなければなりません。しかし、子どもを取り巻く環境は、いじめ、体罰、虐待など深刻な状況にあります。
(4)高齢者の人権
豊かな知識と経験を基にこれからも社会に貢献したい、地域の人たちと交流し、趣味を楽しみたい・・・。高齢者が生き生きと暮らせる社会の実現には、どのようなことが必要でしょうか?
(5)障がいのある人の人権
みなさんは障がいのある人が困っていたらどうしますか? 「声をかける」「見て見ぬふりをする」「どうすればいいのかわからない」など様々な方がいると思います。
障がいの有無にかかわらず、全ての人が住みよい社会を実現するためには何が必要なのか考えてみましょう。
(6)外国人の人権
日本に入国する外国人は長期的に増加傾向にあり、外国人をめぐっては、言語、宗教、習慣などの違いから、様々な人権問題が発生しています。
日本に居住する外国人に関することで、どのような問題が起きているでしょうか。
(7)インターネットによる人権侵害
インターネットはすごく便利で現代社会に欠かせない道具ですが、利用する際、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。
(8)性的マイノリティの人権
性的マイノリティとは、好きになる性が異性のみでない者、または、こころの性とからだの性が一致しない者をいいます。性的マイノリティであることを理由とする偏見や差別により、苦しんでいる人々がいます。